2012年11月16日

自動車販売にはディーラーと呼ばれるシステムがあります。これは、製造しているメーカーと販売契約を結んで正規代理店となった自動車販売会社が経営している店舗のことです。
そのため、ディーラーはメーヤーやブランドごとに別の店舗を出すことになります。これは、販売契約でメーカーはその業者のある地域では他の業者に製品を提供しない代わりに、ディーラーは他のメーカーの製品を取り扱ってはいけないことになっているからです。こうした契約内容をディーラー権と言います。
新車を購入しようという時には、こうした正規代理店を利用するということが多いでしょう。クルマの購入後も整備や部品の提供などで優遇を得られることがありますし、リコール等対応もいちはやく得ることができます。メーカー直販ならではの高待遇がこうしたディーラーの魅力です。

これに対して、販売契約なしで注文のあった車両を単独で仕入れて販売する業者も存在します。これは、自動車整備や中古車販売などを行なっている業者が、その業務の一環で新車も取り扱いするというものです。こうした形態を、業者販売、略して業販といいます。
業販は販売契約をしていませんのでメーカーからの直接の仕入れができないため、ディーラーから新車を仕入れます。このときの価格を業販価格といい、ディーラーが顧客に販売するときの価格よりはずっと安いものとなります。その上に販売店の利益を載せた価格が、顧客が新車を購入するときの価格となるからです。そして、業販での価格はディーラーでの直販価格よりも低いものとなります。

実は、ディーラーが新車を卸している業販の業者は非常に多いため、かなりの数の車両がこうした業販により販売されています。特に軽自動車の場合はその傾向が顕著です。
実際に自動車の顧客の視点では、価格が安くてあとあとのケアがちゃんとしていれば販売形態などどうでもいいのですが、正規代理店よりは業販でやっている会社のほうがずっと多いということは覚えておいてもいいでしょう。と、いうのも対応が悪いディーラーとして噂になっているところが、実はディーラーでもなんでもない一般企業の業販であるということが非常に多いからです。そうした店は個人経営などで体力が正規代理店とは比べ物にならないため、サービス面でも全く太刀打ち出来ない内容であることが殆どなのです。そのくせ、看板などで正規代理店と区別がつきにくくなっていることがあり、ディーラーと勘違いしてしまいやすいのです。

そのため、整備などアフターサービスの充実を求めるのであれば、購入時の価格が高価であっても正規代理店にするべきということになります。
しかし、どの店が正規代理店でどの店が全く関係ない会社の業販であるのか、しっかりと把握しておかないとあとで望むサービスが受けられないという結果になることがあります。

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posted by 自動車 at 06:20| 自動車全般